以下、小田周二著『永遠に許されざる者』より
《8月12日、自衛隊の戦闘機による訓練演習があり、その時に自衛隊標的機が暴走し、
日航123便に激突して、垂直尾翼と油圧装置を破壊脱落させたのである。
この緊急事態について、当時百里基地の稲吉司令官がその同期の友人に電話で
「えらいことをした。標的機を民間機(日航機)に当ててしまった。今百里基地
から、偵察機2機を追尾させている」と話した。
当時F4Eの一部の機体は偵察機に改造されて百里基地に配備されている。そして
現在でも、百里基地には偵察機部隊が存在するのである。
それではこの情報で稲吉司令官は誰に電話で話をしたかである。
それは第2次世界大戦での戦友である岩田裕次郎氏で、直接稲吉司令官から
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