スティーヴ・ライヒ
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最小限に抑えた音型を反復させるミニマル・ミュージックの先駆者として「現代における最も独創的な音楽思想家」(ニューヨーカー誌)と評される。コーネル大学哲学科を卒業後、ジュリアード音楽院でウィリアム・バーグスマらに師事した。同じ言葉を吹き込んだ二つのテープを同時に再生し次第に生じてくるフェーズのズレにインスピレーションを得て、初期代表作のひとつ「イッツ・ゴナ・レイン」(1965年)が誕生した。70年代以降はアフリカ、インドネシア・バリ島の伝統音楽、ユダヤ人であるルーツを探るようにヘブライ語聖書の伝統的な詠唱法を学び、「言葉が生む旋律」を再発見した。この間「18人の音楽家のための音楽」(74-76年)、ホロコーストを題材にした「ディファレント・トレインズ」(88年)で2つのグラミー賞を受賞。1993年には「21世紀のオペラはこうあるべき」(タイム誌)と評された「The Cave-洞窟-」を発表した。70歳を迎えた2006年は、欧米各地で記念コンサートを開催。
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