なぜMMTに興味を持ったのか?
・私は元々は所謂“財政リフレ”だった。
・ 2016年頭はどちらかといえば“反MMT"。 2016年から2017年にかけて、
API = KF = 古屋圭太氏との論争を経て影響を受け、一気にMMT派へ
シフトした。 (URL: https://togetter.com/li/922508)
https://togetter.com/id/KeitaFuruya0612
・それ以前から、リチャード・クーの影響があった(バランスシート不況の
経済学, 陰と陽の経済学)。 内生的貨幣供給理論に基けば、 『マネー
サプライの増加によって大恐慌脱却が齎された』 としたクリスティーナ・
ローマーらの主流派の学説は空虚であるということを知っていた。
・貨幣制度、金融財政システムの実態を、 精確に分析し表現しているの
は現状ではModern Monetary Theopyrだけである。いかなる経済理論
も、現実と接合するために一度MMT的に翻訳される必要がある。
信用創造、貸出先行説、 内生的貨幣供給①
信用創造に関しては、
①銀行も消費者金融同様に現金又貸し機関に過ぎない
●
② 個々の銀行で見れば又貸し機関だが、 銀行全体を統合すれば貨幣
創造を行なっているように解釈できる
③ そもそも銀行は単独で貨幣発行可能である
という3つの学説に別れていたが、 実証的に決着が付き、③単独の銀
行による貨幣創造が正しいことが明らかになった。
Werner, R. A. (2014). Can banks individually create money out of nothing?-The theories and the
empirical evidence. International Review of Financial Analysis, 36, 1-19.
●
そもそも銀行にとってbank depositは手形みたいなもの。 一般企業が
手形発行するときに流動性が適宜必要なんてことはないのだから、 銀
行についても同じことが言えて当たり前。
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The "Kansas City" Approach to Modern Money Theory
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https://twitter.com/motidukinoyoru/status/1340870226498359296?s=21
投資→貯蓄という制約関係の存在の指摘は、古くはケインズの一般理論に遡り、ブログ記事としては ameblo.jp/nakedcds/entry… などで取り上げている。 ケインズ的理解では、投資財生産がなければ、そもそも(実物)貯蓄を積み上げること自体出来ない(もちろん、逆も然りではあるが)。
https://nam-students.blogspot.com/2019/07/mmt_23.html
FTPLとMMT論争(両者共に統合政府を仮定する)
http://nam-students.blogspot.com/2020/02/ftplmmt.html
齊藤論文評202002
http://nam-students.blogspot.com/2020/02/blog-post_26.html
村瀬論文評
https://nam-students.blogspot.com/2020/03/mmt-note.html
望月慎さんのMMT[現代貨幣理論]がよくわかる本の30ページ第2章4「国債は金利操作のためにある」を読みながら動画を作ってみました。 pic.twitter.com/VNuKaKAn39
— かるかろどん (@karukarokarukar) August 1, 2020
望月慎(望月夜) (@motidukinoyoru) | |
江口允崇氏とのMMTに関するダイアログ - Togetter togetter.com/li/1499270
このログの後半で問題になった信用創造理解について、江口氏式の混乱の根本は要するに、貨幣発行を打出の小槌のように理解しようとする商品貨幣論的誤謬に基礎付けられているように見える。 |
MMTの真髄を知る 第1回
https://nam-students.blogspot.com/2020/03/20200316-mmt-note.html?m=1
- MMTがよくわかる本望月慎
①MMTとは
②租税貨幣論
③機能的財政論
④信用貨幣論/内生的貨幣供給理論
⑤債務ヒエラルキー/債務ピラミッド
⑥ストック・フロー一貫モデル
⑦ジョブ・ギャランティ
⑧MMTの開放経済国際経済分析
⑨MMTによって防ぐことができる様々な誤り
⑩MMTに関連する発展的な議論
Tax-driven monetary view(租税貨幣論)
~通貨は本質的に負債であり、国家貨幣が(徴税前借)政府負債として機能する~
改訂版:
《政府部門》[*OMF明示的財政ファイナンス]
③財務省と中央銀行④
[物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、⑤
金を販売] ┃ ┃ 外貨、金、 ┏━┓
┃ ┃ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
┃ ▼ ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
《民間の信用市場》 《非政府部門》⑦ ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル⑥
レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ Stock-Flow consistent model、
全取引の合計はゼロ 民間企業 貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach] 海外⑧
貸出が預金を創造 ┃ 《非政府のブリキ小屋》
[銀行信用、 ▼ 累積財政赤字を貯蔵
社債、 《税》②
未公開株] 純金融資産を除去[*租税貨幣論(Tax-driven monetary view)]
┃
▼
《ゴミ箱》へ
ミッチェル、政府-非政府部門間垂直取引の図(後述):
https://econ101.jp/ビル・ミッチェル「赤字財政支出-101-part-3」(2009年3月2日/…
https://nam-students.blogspot.com/2019/05/101-part-3200932-101-httpsecon101.html
https://econ101.jp/wp-content/uploads/2018/02/Deficit-spending-101.png
Tax-driven monetary view(租税貨幣論)~通貨は本質的に負債であり、国家貨幣が(徴税前借)政府負債として機能する~改訂版:
《政府部門》[*OMF明示的財政ファイナンス]
財務省と中央銀行
[物やサービスを販売、▲ ┃[中央銀行業務(OMO,決済)、
金を販売] ┃ ┃ 外貨、金、 ┏━┓
┃ ┃ 政府支出]┏━┛ ┗━┓
┃ ▼ ┳┻━━━━━┻┳(海外バランスシートを加えて)
《民間の信用市場》 《非政府部門》 ┃通貨のストック┃[*SFCストックフロー一貫モデル
レバレッジ活動←→ 銀行、家計、━━ ┃準備預金、国債┃ Stock-Flow consistent model、
全取引の合計はゼロ 民間企業 貯蔵 ┻━━━━━━━┻ Three balance approach]
貸出が預金を創造 ┃ 《非政府のブリキ小屋》
[銀行信用、 ▼ 累積財政赤字を貯蔵
社債、 《税》
未公開株] 純金融資産を除去[*租税貨幣論(Tax-driven monetary view)]┃▼《ゴミ箱》へ
#8,9:
各為替制度の固定/変動軸における位置付け
完全な変動相場制
管理変動相場制
クローリングバンド制
クローリングペッグ制
←為替固定的ーーーー為替制度通貨制度ーーーー為替変動的→
固定バンド制
ペッグ制(固定相場制)
カレンシーボード制
共通通貨(通貨同盟)
*一般に、為替変動的であるほど金融財政政策の制約は弱くなり、
為替固定的であるほど金融財政政策の制約は強くなる。
民間国内収支。財政収支。对外収支のグラフ
財政黒字
民間国内均衡
(G-T)<0
(S=I)
A
D
民間国内赤字
(S-I)<0
d--
a
対外赤字
対外黒字
CAB<0
САВ<0
CAB: E
S:民間貯蓄
I :民間投資
G:政府支出
租税
民間国内黒字
(S-I)>0
T
C
В
財政赤字
(G-T)>0
*対外赤字が大きくなるほど、民間国内収支>0を維持するために必要な
財政赤字が大きくなる。
Mitchell, William, 2018, "MMT and the external sector - redux",
Bill Mitchell - Modern Monetary Theory.
http://bilbo.economicoutlook.net/blog/?p=40433
より引用
「MMTの真髄を知る」第2回
返信削除https://youtu.be/iiROxIsMiL0
2020/10/3
返信削除「MMTの真髄を知る」第2回
https://youtu.be/iiROxIsMiL0
17:00
https://i.imgur.com/Iw6Ncgx.jpg
返信削除https://1.bp.blogspot.com/-rp_j1S60wog/X8gF6PH3hhI/AAAAAAABx0g/5RhBl7rQAjsIZ8i4ZqbPtpX73u1dDqKXQCLcBGAsYHQ/s645/56B9EDFF-BB56-479A-90C3-F863B7DF82DB.gif
返信削除L·ランダル·レイ著『MMT現代貨幣理論入門』で詳説されているように、現 在の財政では、
「政府が支出を決める」
→「中央銀行が一時的に市中の既発国債を 準備預金へと交換する」
→「政府は、中央銀行があらかじめ用意した準備預金を 新発国債で吸い上げ、
その後支出して再び準備預金を市中に戻す」
→「中央銀行 は還流してきた準備預金を、一時的に預かっていた既発国債へと交換する」
という、 財政と中央銀行が一体となった複雑な財政手続きを行っているのですが、これが 成り立つのは国債市場が事前に成り立っているからで、“国債市場以前”であれば、 たとえば
「中央銀行による国債直接引受」
→「政府支出による準備預金増加」
→「中央銀行の売りオペによる準備預金の一部回収(国債への交換)」
という高橋財政(* 戦前の財務大臣:高橋是清による財政出動政策)型のような仕組みにならざるを 得ないでしょう。
:望月MMT真髄2-4より
返信削除https://1.bp.blogspot.com/-rp_j1S60wog/X8gF6PH3hhI/AAAAAAABx0g/5RhBl7rQAjsIZ8i4ZqbPtpX73u1dDqKXQCLcBGAsYHQ/s645/56B9EDFF-BB56-479A-90C3-F863B7DF82DB.gif
…現在の財政では、
「政府が支出を決める」
→「中央銀行が一時的に市中の既発国債を 準備預金へと交換する」
→「政府は、中央銀行があらかじめ用意した準備預金を 新発国債で吸い上げ、
その後支出して再び準備預金を市中に戻す」
→「中央銀行 は還流してきた準備預金を、一時的に預かっていた既発国債へと交換する」
という、 財政と中央銀行が一体となった複雑な財政手続きを行っている…
:望月MMT真髄2-4より
589 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん (ワッチョイ 96f8-eqkd)[sage] 2020/12/06(日) 18:19:43.44 ID:KyClndRx0
返信削除>>588
MMT的にはこういう議論になるわな
望月慎(望月夜)
(略)マネーストック(マネーサプライ)という統計がいかに”頼りない”か、という点は経済分析上、重要になってくるポイントではある。
(略)マネーストック(マネーサプライ)は、経済の(金融的)活動を測るという意味で、いささかならず色々な問題を抱えている。
当該統計が表現している情報が、一言で言えば、偏ってしまっているからだ。
非学術的なことで言えば、「あまりマネーストック/マネーサプライに拘って/気にしすぎて経済論議しないようにしよう」
(どうせ金融統計を見るなら資金循環統計をマクロに見る)くらいのことは強調しても良いかなと。
あー資金循環統計というのは、循環がどうこうというのもあるのですが、それより経済全体の金融資産/負債の水準を見る意味が大きいですね。
そこからマネーサプライだけを取り出してきても無為だということは、一般に広く理解されても良いことだと思います。
(略)金融資産/負債は全体で捉えて議論しないと意味がないこと、そしてマネーストックはその内の一部
(しかも資産面のみ)を捉える狭い視点であることは重要です。
簡単な例えでいけば、大口の決済であればあるほど、現預金(マネーストック)での支払いはなぜ避けられ、
売掛、手形といった形で繰り延べが選好されるのか、また現預金での弁済ではなく、相殺や手形裏書が
用いられるのは何故か、そうした取引は景気の影響をどのように受けるのか、など、極めて実務的で重要な
経済分析の視点が、マネーストックで経済を捉えようとする営為からは失われてしまう問題がある。
また、マネーストックが増えたとして、それが単に経済拡大を意味するのか、低リスク資産選好の結果なのかなど、
解釈に困る部分が多かったりするわけで。
経済の”実態”を、学問やモデリングから離れて、捉えようとする営為が、庶民に資する経済論を考える上で
決定的に重要であると大まかにご理解いただければと思います。
NAMs出版プロジェクト: 井上智洋 熱い論争の的、MMTの本当の独自性はどこにあるのか 「衰退途上国」からの脱却 2019/12
返信削除https://nam-students.blogspot.com/2019/12/ai-14-jbpressjapan-business-press_19.html
毎年120万円を配れば日本が幸せになる
@q81pY70eh38D7Mp
10万円給付について麻生財務大臣が「消費に回っていない。貯金に回されただけだ」と言っているそうですが、預金13兆円だけをみて言っているのだとするとそれは間違い。誰かがお金を使ったらそのお金は別の人の銀行預金となるので、預金全体の13兆円という数字は変わらないわけです。(井上智洋)
2021/01/28 17:40
https://twitter.com/q81py70eh38d7mp/status/1354710934875295744?s=21
500 あ[sage] 2021/03/03(水) 23:30:46.27 ID:v77R9TD3
返信削除各回まとめ
https://togetter.com/li/1628342
「MMTの真髄を知る」第3回
2021/03/02
https://youtu.be/b1yeQuHUdEM
第3回で言及されたレイの論稿、
ランダル・レイ「現代貨幣理論への“カンザス・シティ”アプローチ:成立史から辿るMMT入門」(2020年7月)
https://twitter.com/econ101jp/status/1343904810391773184?s=21
参考
https://togetter.com/li/1499270
このログの後半で問題になった信用創造理解について、江口氏式の混乱の根本は要するに、
貨幣発行を打出の小槌のように理解しようとする商品貨幣論的誤謬に基礎付けられているように見える。
https://twitter.com/motidukinoyoru/status/1279607024636948480?s=21
「それ自体に価値のある貨幣が無より創出されていくのはおかしい。そこには何かしらの代償があるべきだ」
という、いわば代償原理?みたいな思考が働いて、信用創造への正確な理解が損なわれるという構造である。
困ったことに、これは信用創造の半端な理解者にも当てはまる。
https://twitter.com/motidukinoyoru/status/1279607454746021888?s=21
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)