2024年8月31日土曜日

パレスチナ料理店『アルミーナ』/異国の店主と土地の味。Vol.21 | POPEYE Web | ポパイウェブ

パレスチナ料理店『アルミーナ』/異国の店主と土地の味。Vol.21 | POPEYE Web | ポパイウェブ

パレスチナ料理店『アルミーナ』/異国の店主と土地の味。Vol.21

各地のローカルな風を届けてくれる東京近郊の外国料理店の店主を、
料理家の土井さんと巡るコラム

『アルミーナ』店主のシャディ・バシイさん。

土井光(以下、土井) 『アルミーナ』は、パレスチナ料理レストランということですが、今のパレスチナは情勢が複雑ですよね。パレスチナ人であっても、レバノン、ヨルダン、シリア、エジプトなどの周辺国やイスラエルに国籍があるという方が私の知人でも何人かいるのですが、バシイさんの故郷はどちらにあるんですか?

シャディ・バシイ(以下、バシイ) イスラエルです。ものすごーく簡単に歴史を説明すると、長年パレスチナ人が暮らしていた地中海東岸のパレスチナという地域に、第二次世界大戦後の1948年にユダヤ人がイスラエルという国を建国したんです。それ以降、パレスチナ人とユダヤ人はパレスチナの土地を分割することになったのですが、僕の先祖は代々、ハイファというイスラエルの領土になったところに住んでいたので、僕はパレスチナ人だけれど、国籍はイスラエルなんです。おっしゃるとおり、中東戦争で周辺の国に逃れた人も多いですね。

土井 人種と国籍が違うのは、ただ単に引越しや移住というわけではなく、戦争の結果そうならざるをえなかった、ということなのですね。私、実は、ハイファを旅行したことがあるんですよ。ご飯も美味しくて、市場に行けばザクロなどのフルーツもたくさん売っていて、街も綺麗でした。

バシイ ハイファでは、おじが営んでいたアラブ系レストランの手伝いを15歳のころからして、イタリアンレストランで8年間シェフをしていました。今は、パレスチナ人としてできることを、と思ってパレスチナ料理のお店を頑張っていますが、日本に来る前は、オランダ・アムステルダムのベーカリーで働いていた時期もありましたね。

上から、細かく刻まれたパセリ、トマト、オニオン、ミントなどが混ぜ合わされたタブーリ・サラダ(¥1,470)、ラムのひき肉をピザ生地に載せて焼き上げたラヘム・ベラジン(¥1,100)、インゲン豆の炒め物やフムス、焼きナスや空豆のディップなどのアラブの代表的な前菜の4種盛り(1人¥1,470)。4種盛りには、ベーカーだったバシイさんが手作りするピタパンもついてくる。
ざくろモヒート
レモネードモヒート
イスラム教の教えに則ってアルコールを提供しない代わりに、スムージーなどのソフトドリンクが充実。炭酸で割った自家製ざくろシロップに紫蘇を合わせたざくろモヒートや、シャーベット状になったレモネードと紫蘇をミックスしたキンと冷たいレモネードモヒートなどは、酸味があり、まだ暑さの残る9月にもぴったり。各¥700

土井 紆余曲折はあれど、幼いころから料理の道一筋なんですね! 日本にはいつ来られたんですか?

バシイ ワールドカップでサッカーを観賞するために、2002年に初めて日本を訪れて、いろんなことをできるチャンスがありそうだと感じて、2004年から本格的に住み始めました。当時は日本語はまったく話せなかったけど、僕はアラビア語、ヘブライ語のほかに英語もできるので、異国で暮らすことに不安はなかったんですよ。でも、想像以上に英語を話せる日本人が少なくて、かなり苦労しました……。僕と同じ、イスラム教徒も今以上にマイナーでしたし。

土井 イスラム教徒の方は、一日数回のお祈りやラマダン(断食)などの宗教上の義務があるからこそ、理解が追いついていないと大変ですよね。食事もハラル料理を召し上がると思いますが、そういうレストランだって、きっと数えるほどしかなかったんじゃないですか?

バシイ そうですね。イスラム法で食べることが許されている食材を使って作ったものをハラル料理と言いますが、その言葉は以前に比べて認知されていても、内容はまだまだ日本では浸透していないですし。

ハラル料理を作れるシェフが日本では希少なため、イベントのケータリングや、ゲストシェフとしてホテルでハラル料理を振る舞うこともあるバシイさん。また、日本に旅行にきたイスラム教徒のために、ハラル食材を使って和食を作るケータリングもしているそう。

土井 豚肉やアルコールがNGというのは一般的にも知られていると思いますが、たしかに詳しくは知らないかも。

バシイ 牛肉や鶏肉は食べられる食材ではありますが、豚由来のエサで育ったものはダメです。あと、少々残酷な話ですが、屠畜の前に必ずお祈りをし、電気ショックなどではなく、首の部分をカットしてはじめに血を抜き、菌を出し切ってから屠畜したものでないとハラルと言えません。アルコールは、たとえ成分が飛んでしまうにしても調味料としてでも使ってはいけません。イスラム教徒でさえ、ここまで厳密に守っている人も今では珍しくなってきてはいますけど、細かくいうと本当にいろいろあるんです。

土井 でも、そのお肉の屠畜方法なら、必然的に肉の質もよくなってヘルシーになりそうですね。

バシイ そうなんです。ヨーロッパでは、ハラル料理=ヘルシーということでポピュラーになってきていますよ。

店内には、モザイクガラスがあしらわれたムーディーなランプや、エキゾチックなクッションなどが置かれ、アラビアンな雰囲気。7割近くは日本人のお客さんだが、アラブ系の国の大使館に勤める方などが、接待で食事をしていることも多いという。パレスチナから直輸入しているデーツやオリーブオイルといったお土産もある。

土井 ハラル料理でもあるパレスチナの料理は、どんなものがあるのですか? マンサフやマクルベなど、馴染みのない名前が多いですが…。

バシイ どちらも聞いただけだと区別が付きにくいですが、ローストチキンを使ったマクルベは日常的に食べられる家庭料理、ラム肉を使ったマンサフは結婚式などの冠婚葬祭に食べられるハレの日の料理です。大人数で来てもらって、食べ比べするのが面白いかもしれないですね。大食いなアラブの人たちのように、前菜、サラダ、メインディッシュを平らげて、パレスチナ料理をフルに体感してもらいたいです。もちろん、食後のデザートも!

右上がマクルベ(¥2,310)、左下がマンサフ(¥2,420)。マクルベは、ローストチキンと野菜をタイ米と一緒に炊き込んだピラフのようなもので、冷たいヨーグルトソース添え。シナモンやナツメグなどのスパイスがたっぷり使われており、甘味もありお米もしっとり。マンサフは、柔らかく蒸したラム肉がバスマティライスの上に載せられ、スパイス入りの温かいヨーグルトソースといただく。ミックスナッツも入り、風味豊かな一皿。
無塩バターなどを加熱して作るバターオイル「ギー」と、ゴートチーズを混ぜ合わせたパレスチナ伝統の温かいチーズケーキ「クナーフェ」(¥1,200)。ヌチヌチした食感で、爽やかなミントティー(¥550)などと一緒にゆっくり食べ進めるのがおすすめ。表面に振りかけられた、小麦粉から作る糸状の生地「カダイフ」のパリパリ感も楽しい。

土井 ヨーグルトソースをたっぷりかけていただくと、さっぱりしていて暑い時期には特によさそうですし、酸味が効いているので疲れているときに食べると元気が出そうですね!

バシイ パレスチナ料理はインド料理などと勘違いされる時もあるのですが、使っているスパイスも全然違いますし、辛味もなく子供から大人まで食べやすいんです。ハラル料理のことも、パレスチナ料理のおいしさも、もっともっと日本に広めることができたら嬉しいですね。

土井さんからのコメント。「パレスチナ料理がどのような料理か想像できずにいましたが、一口食べれば優しい家庭料理に、日本の懐かしい味が連想できました。強すぎないスパイスに優しいシナモンの香りが食欲をそそります。バシイさんとお話していると、たくさんの経験を積んで日本に来られているからこそ、いろんな角度から人種や国の違いを感じつつ純粋な気持ちでレストランを経営されているのが伝わりました。アルコールがないから……と思わず、代わりにとっても美味しいノンアルコールが用意されているので、ビールがなくても充分楽しめます。店内にはパレスチナの美味しいオリーブやデーツも売られていて、旅行に来た気分が味わえます。ハラル料理やパレスチナ、イスラエルのお話もぜひバシイさんから伺ってください。本格的な中東料理を味わいたい方に強くおすすめします!」

インフォメーション

AL MINA

◯東京都千代田区神田多町2-2-3 第3ハヤカワビル B1F ☎︎050・5462・1245 17:00〜22:00 日休

今回取材した店主の出身地について

パレスチナ

◯国ではなく、西アジアの地中海東岸一帯の地域名のこと。
◯パレスチナの中心地、エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三大宗教の聖地。
◯パレスチナの地は、かつてはユダヤ人のイスラエル王国だったが、紀元前1世紀にはローマ帝国の領土となり、その後アラブ系住民が移住。その地域に住む人々が、「パレスチナ人」となる。
◯1948年にユダヤ人が再びイスラエルという国を建国。その結果勃発した中東戦争により、故郷を追われ難民となっているパレスチナ人が多く国際的な問題に発展している。
◯パレスチナの名産品はオリーブオイル。今でも限られた土地の中で生産は続いている。
◯パレスチナ人の公用語はアラビア語。アラビア語でおいしいは、لذيذ(ラディーズ)。

2024年8月29日木曜日

アメリカ・イスラエル公共問題委員会 - Wikipedia

アメリカ・イスラエル公共問題委員会 - Wikipedia

アメリカ・イスラエル公共問題委員会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アメリカ・イスラエル公共問題委員会(アメリカ・イスラエルこうきょうもんだいいいんかい、: American Israel Public Affairs Committee AIPACエイパック)は、アメリカ合衆国において強固な米以関係を維持することを目的とするロビイスト団体利益団体である。アメリカにおいて、全米ライフル協会をも上回る、もっとも影響力のあるロビー団体とする報道もある[1][2]

沿革と現在の組織

AIPACは1953年にカナダ生まれのジャーナリスト、シー・ケネン (I. L. "Si" Kenen) が、さまざまなユダヤ人グループより資金を得て設立した「公共問題に関するアメリカ・シオニスト委員会 (The American Zionist Committee for Public Affairs)」をその前身とする。AIPACのホームページ[3]によれば、今日では全米50州に10万人の会員を数えており、また経済誌エコノミスト[1]によれば、AIPACの年間予算は5,000万ドルに上るという。

政治目標

同委員会のホームページ[4]によれば、2006年8月現在でのAIPACの政治目標は以下の6つである。

  1. ハマースに率いられたパレスチナ自治政府を孤立化させる。
  2. イラン核兵器保有を防ぐ。
  3. イスラエルを支援し、中東における唯一の民主主義国家を守る。
  4. イスラエルを、将来の脅威[5]から守る。
  5. (アメリカにおいて)次世代の親イスラエル政治指導者を育成する。
  6. アメリカ合衆国議会に対し、米-イスラエル関係に関する宣伝活動を行う。

AIPACの活動

AIPACは合衆国議会の議員や議会スタッフたちと定期的に会合をもち、またさまざまのイヴェント(例えば、テロリズムイスラーム過激派あるいは核拡散問題に関するセミナーの開催、議員らをイスラエル視察旅行に招待するなど)を主催している。その結果、下院議員(2002-2009年)、アメリカ合衆国大統領首席補佐官(2009-2010年)をつとめ、現在シカゴの市長になっているラーム・エマニュエルのような親イスラエルの議員が育成されている。

批判を呼んだ活動

AIPACの活動のうち、例えば以下のものは大きな議論の的となった。

1982年・イスラエルのレバノン侵攻問題
同年のイスラエルのレバノン侵攻において、フランスが主導した国連イスラエル非難決議案に対して米国政府は拒否権を行使した。これは議会およびロナルド・レーガン大統領に対してAIPACが影響力を及ぼしたためであり、一方で軍事的、財政的にイスラエル支援を続けるアメリカが国連の場ではコミットメントを拒否したことで、パレスチナ人、レバノン人の戦闘地域からの安全な退避が妨げられ、多くの犠牲者を生んだ、との批判がなされた[6]
1981年・チャールズ・パーシー上院議員へのネガティヴキャンペーン
1981年4月、イラン革命イスラーム諸国への波及を恐れたレーガン政権は、アラブ穏健派に属する諸国への支援の一環として、サウジアラビアAWACSを5機売却することを決定した。上院外交委員長として、パーシーはこれを支持した。その結果、AIPACはパーシーを「反イスラエル」だというネガティヴキャンペーンをさまざまな手法で展開。結果、1984年の選挙でパーシーは落選した。
1992年・AIPAC委員長コメント問題[7]
この年、当時のAIPAC委員長デーヴィッド・スタイナーが行った電話での会話内容が公開され、スタイナーは辞任に追い込まれた。1992年10月22日(大統領選挙直前)になされたこの会話中でスタイナーは、仮にビル・クリントンが大統領に当選することになっても、誰を国務長官とするかに関して既に交渉中であること、AIPACの支持する(大統領あるいは連邦議会)選挙候補者に対して10万ドルの献金を行ってほしいこと[8]、などを述べていた。スタイナーの辞任後、AIPACは彼の発言内容は真実ではないとする旨のコメントを行っている。
2004年・ペンタゴンにおける機密漏洩問題
同年8月のCBSニュースは、米国防総省の職員ローレンス・フランクリンが米国の対イラン政策に関する重要機密をAIPACの2人のスタッフ、スティーヴン・ローゼンとキース・ワイスマンに漏洩した容疑で、FBIに取り調べられている旨を報道した。フランクリン、ローゼン、ワイスマンの3人は逮捕、起訴され、うちフランクリンは司法取引に応じて151か月の禁固および1万ドルの罰金刑に服することとなった。この判決文では機密の漏洩先として(所属国を秘した)外交官複数人の関与も同様に示唆され、それはイスラエルであることが一般に信じられている。
イスラエル政府との関係
AIPACのイスラエル政府との関係もしばしば議論の的となる。米国の1938年外国エージェント登録法 (Foreign Agents Registration Act=FARA) によれば、米国外の政府より資金の提供を受け、あるいはそのような政府の利益のために活動する組織には登録が義務付けられている。AIPACはこのFARAの登録を行っておらず、公式にはイスラエル政府から何の資金・指示も受けていないと主張しているが、かねてよりAIPACの立場に対しては疑問が呈されており、それは上記イラン機密漏洩事件を受けてより強くなっている[9]

ミアシャイマーとウォルトによる分析

AIPACとその米国対外政策への影響度を巡るもっとも包括的な分析は、2006年に発表されたジョン・ミアシャイマーシカゴ大学政治学教授)とスティーヴン・ウォルトハーバード大学ケネディスクール学部長)による"The Israel Lobby and U.S. Foreign Policy"[10]である。この論文中で両名は、アメリカの中東政策は主として「イスラエル・ロビイ」すなわち「アメリカの外交政策を親イスラエルの方向に誘導しようと精力的に立ち働く、個人および団体のゆるやかな連合体」によって操作されており、AIPACはその中心に位置すること、その結果、アメリカ自身にとって現在の中東情勢は国益に沿う方向ではなくむしろ重荷となってきていることを論じている。

同論文はもともと米雑誌「アトランティック・マンスリー」のために2002年に起稿されたが、同誌が掲載を拒否、最終的に2006年3月になり英雑誌「ロンドン・レヴュー・オヴ・ブックス」に掲載されるという曲折を経ており、発表後も賛否両論の的となっている。

脚注

  1. ^ a b "To Israel with love", The Economist, August 5th-11th 2006
  2. フォーチュン誌は米連邦議会議員およびスタッフに対して「ワシントンにおけるもっとも影響力のあるロビイ団体は何か」と尋ねるアンケートをしばしば行っており、1997年12月8日号の記事でAIPACを第2位、2001年5月28日号では第4位であったとしている。
  3. [1]参照。
  4. [2]参照。
  5. 長距離弾道ミサイル核兵器生物兵器化学兵器などを指し、アメリカ合衆国による一層の対イスラエル軍事支援を推進させる、としている。
  6. 例えばJournal of Palestine Studiesのこの論文(全文閲読は購読契約者のみ)。
  7. このコメント問題については、例えばこの記事を参照。
  8. AIPACは「政治活動委員会 political action committee」の資格をもつロビイ団体ではないため、特定候補者に対する直接の献金あるいは献金予定者の誘導などを行ってはならないとされている。
  9. 例えばこの記事を参照。
  10. 全文はここで閲読可能。あるいはこのワシントン・ポスト紙記事にウォルトのインタビューなども含めて要約紹介がなされている。

外部リンク

ネオコンも中国も対日工作は同じ 3 ~日本の半導体を売り渡し~ | きなこのブログ

ネオコンも中国も対日工作は同じ 3 ~日本の半導体を売り渡し~ | きなこのブログ

ネオコンも中国も対日工作は同じ 3 ~日本の半導体を売り渡し~

深田萌絵さん「日本の半導体メモリを復活させましょうと言いながら、その半導体の産活法の助成金を申し込むとですね、何と台湾企業に技術を移転しないと金やらないよ、というのが条件だったわけですよ。」 ~"台湾を経由して、中国に技術を移転して中国の軍事力を強くする"という陰謀をやっていた人物
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=349515

『日本が 1nm 半導体技術を開発!』という冒頭の動画のコメントに

「最先端半導体開発に最も重要なこと、それは国に関与させないこと。過去何度潰されてきたことか。by 半導体プロセス 30 年経験者」

とありますが、

『高市・萩生田コンビが滅ぼす日本企業』で深田萌絵さんは、

"半導体産業に従事している人たちはですね、経産省に関わったら会社がつぶれる、企業が滅びるというね、そういう神話がもうあるぐらいですね、経産省に関わりたくないというね、そういう風に思っているぐらい、経産省のことを信用していないんですよ(10分11秒)"

と言っています。  

さらに深田萌絵さんは4分22秒~7分30秒で、

"今回のタイトルはですね、高市早苗議員とですね、萩生田光一議員がですね、特にその日本の半導体産業に壊滅的なダメージを与えているという、そういう話なんですけれども、

それが何かと言うと、2009年に「産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法」という法律を作ってですね、

これ通称「産活法」という法律なんですけれども、

「産活法」を作って日本の半導体メモリを復活させましょうと言いながら、

その半導体の産活法の助成金を申し込むとですね、

何と台湾企業に技術を移転しないと金やらないよ

というのが条件だったわけですよ。

…それを進めていたのは、当時の経産副大臣だった高市さんと経産省の商務情報政策局にいた維新の某議員ですよ。

エルピーダメモリ事件ですね。

このエルピーダメモリという会社はですね、日本の日の丸メモリと呼ばれた会社があったんですけど、

そのエルピーダメモリがですね、当時資金繰りに困っている所をですね、

日本の経産省、政治家が足元を見て、金が欲しければ台湾に技術を渡してやれということを押し付けたわけなんですよ。

…そうするとエルピーダメモリの同じぐらいの同等類似品のメモリが市場にドーッと出てきて、

エルピーダメモリの製品が売れなくなり、そしてエルピーダは倒産したというね、

そういう悲しい悲しい半導体業界の人間だったら誰でも知ってる、

そういう聞くも涙、語るも涙の物語があってですね、

なので当時のことを覚えている人は、

高市さんに対してはですね…許せないという気持ちを抱いている人は、

やっぱりね、少なからずいるんですよ"

と言っています。  

ただ私の直観では、

"台湾を経由して、中国に技術を移転して中国の軍事力を強くする"

という陰謀を、高市早苗議員や萩生田光一議員がやれるとは思えません。

恐らく、これが行なえたのは、2012年12月から2020年9月に渡って内閣総理大臣秘書官に就任していた今井尚哉氏ではないかと思います。

キンバリー・ゴーグエンさんの情報によれば、CIAは4つの派閥に分かれているということです。

ロックフェラー・ナチス派閥、

ロスチャイルド派閥、

NASA・宇宙軍派閥、

中国派閥

であろうと思われます。  

統一教会清和会ロックフェラー・ナチス派閥が作ったものであり、戦略国際問題研究所(CSIS)もこの派閥に属します。

詳しいことは省きますが、ウクライナ紛争で決着がつき、世界が多極化へと向かうことは確定しました。

フルフォード情報でも触れられていたように、日本は米国支配から中国支配へと権力の移行が行われることになったわけです。  

そのために演出されたのが、統一教会清和会の終わりを意味する「安倍晋三銃撃事件」だったわけです。

2022年10月26日にキッシンジャー元国務長官が岸田総理大臣と会談したのは、こうした権力の移行を伝える為だったと見ています。

『大阪カジノ、上海電力、バイデン息子と中華統一戦線』の5分20秒~6分55秒で深田萌絵さんは、

"中国共産党の下部組織にある中華統一戦線という部署があるんですけど、

…マカオMGMのスタンレー・ホーさんの娘のファンシー・ホーが、

今度大阪にやってくるMGMというカジノの運営を担うんだろうという風に業界では囁かれているわけです。

このファンシー・ホーさんという人はですね、

この中華統一戦線のフロントやくざであるスタンレー・ホーのお嬢様でして、MGMチャイナの幹部なんですよね。

このMGMチャイナの幹部のファンシー・ホーさんはですね、

…アメリカMGMというカジノの運営の東アジア全体をカバレッジするのではないかという風に言われています。

何故かと言うとですね、日本はチャイナの一部になるという風に向うから認識されているので、ここまで来ちゃうんじゃないかなという風に言われています"

と言っています。

エルピーダの破綻

中国に「日本売り」をするグループ

SARS⇒MERS⇒エボラ⇒コロナ細菌兵器 10-2 ~備蓄マスクを無断で中国に送る~

中国スパイ二階俊博「中国脅威論」「反中国」は「おバカ信者」に受けがいい

「日本維新の会」ってなんなん? 8 ~ただの清和会自民党の補完勢力~

「安倍案件」 4  ~「巨悪」「腐敗」の元 今井尚哉~

CSIS(戦略国際問題研究所)  

ネオコンも中国も対日工作は同じ

ネオコンも中国も対日工作は同じ 2

国会で気に入らぬ者を黙らせる恫喝壺議員が委員長 ~国によって認定された大阪IR計画の異常さ~

維新の橋下と松井による「口利き」ビジネス

自民党総裁選の陰でうごめく台湾…「高市早苗・蔡英文ウェブ対談」の違和感 | ビジネスジャーナル

自民党総裁選の陰でうごめく台湾…「高市早苗・蔡英文ウェブ対談」の違和感 | ビジネスジャーナル

 高市氏が経済産業副大臣を務める時代に産業力再生特別措置法(産活法)の改正案が可決され、産活法でエルピーダメモリに対して資金を出す見返りとして、生産を台湾に移管することを要請した。エルピーダメモリ倒産のきっかけとなったのが、高市氏が経産副大臣時代の改正産活法であったことを振り返ると、蔡英文総統の甘言に乗って「日台で半導体サプライチェーン」を構築すれば、日本の技術が台湾に流出し、日本の産業が崩壊する危機に見舞われるだろう。

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自民党総裁選の陰でうごめく台湾…「高市早苗・蔡英文ウェブ対談」の違和感

自民党総裁選の陰でうごめく台湾…「高市早苗・蔡英文ウェブ対談」の違和感の画像1
「Getty Images」より

 メディアは自民党総裁選の話題で賑わっている。テレビなどの大手メディアだけでなく、SNSなどインターネット上のメディアも総裁選一色だ。

 男性2人、女性2人の総裁候補で、もっとも政策の出来栄えの良い高市早苗候補が、当初の泡沫候補扱いから猛追して、今や2位の岸田文雄候補を抜かんとするばかりの勢い。

 そんななかで、ひとつ違和感を抱いたのが「高市早苗蔡英文ウェブ対談」のニュースである。蔡英文氏は台湾の民進党主席で総統だが、今回は台湾総統という肩書を外し「民進党主席」の立場で高市氏とウェブ対談を行うかたちをとり、外交上の配慮がなされている。

 ところが、これに一部の米政府関係者が首をかしげている。「総統」の肩書を外す配慮をしたとはいえ、事実上、日本の首相を決める選挙に、外国の首脳が応援を行っているわけだ。たとえば、他の候補が「個人として習近平と対談を行った」としたら、世論はどういう反応を示すだろうか。

 高市氏は政策、討論、質疑応答ともに申し分ない能力を発揮されてきたにもかかわらず、大事なところで「逆の立場からどう見えるか」という客観性を欠いたといえるだろう。今回の総裁選の見どころは、高市氏のネット戦略にある。

 2016年が「データドリブン型選挙の幕開け」であると、拙著『米中AI戦争の真実』(扶桑社)において紹介した。それが自民党の総裁選や党内の派閥争いで見られるとは予見していなかった。

 河野太郎候補は、それまで広告代理店を利用してウェブ対策にかなり力を入れてきたとみられるが、ツイッター上で河野氏をやたら持ち上げるアカウントがあったり、彼のYouTubeも面白くもないのに数十万回も再生されたりしてきた。印象としては、反対陣営を罵って回る維新のネット対策とは異なり、比較的王道のネット対策だ。

高市陣営のネット対策

 一方、高市陣営のネット対策は見事だった。

 そもそも、政策のマーケティングがしっかりしており、保守派へのアプローチに申し分のない出来栄えである。そして、初期には主流保守派メディアでの有名人を中心にブランディングを行い、そこからウィングを中間層へと広げていく過程で文言を調整していき、「右翼」というイメージから「思ったより極右でもない」へとイメージ転換を遂げた。そして最終的には、40代、50代の中間から中道右派にもリーチできるように著名人とのコラボ動画の配信を行い、「政治家なのにお茶目」というイメージアップも図った。

 その一方で、ネット対策でのミスも見られる。

 反対陣営を罵って回る「維新風」のネット対策もあり、かなりの人数が煽られたとようだ。そしてよく見たら、他候補を罵倒するチームに、維新のネット対策チームである通称「維新ジャー」がチラホラ観察された。

 筆者が3年ほどモニタリングしてきたところ、維新ジャーは広告代理店が運営するネット世論対策チームであり、日本語が堪能な中国人や台湾人も複数見られる。

 普段の選挙では、選挙区内の自民党候補を罵倒して回っているのだが、今回は高市氏を応援し、他の候補を罵倒して回っている様子が見られた。反対陣営を罵倒して回ると高市ファンは喜ぶが、中間層が引き気味になる。さすがに高市氏もまずいと思ったのか、「他候補への誹謗中傷や恫喝や脅迫によって確保される高市支持など私は要りません」との声明を発表するに至ったというわけである。

 今回、筆者が関心を持ったのは、河野氏の親族が経営する会社である日本端子が、中国大手ディスプレイ企業「京東方(BOE)」と合弁会社をつくるなど、深い関係があるという点である。これがネットで批判を浴びる原因となった。

台湾の巧妙な「親日プロパガンダ」による罠

 他方、高市氏は周囲が自民党・台湾PT(プロジェクトチーム)や親台湾派保守で固められている。

 ところが、ここでいう「親台湾派」というのは、「本省人」と呼ばれる戦前からの台湾人ではなく、戦後移住してきた「外省人」のことを指す。

 台湾PTは台湾半導体企業の利益を代弁し、TSMC誘致を扇動したチームであり、他はパナソニック半導体が窒化ガリウムというデュアルユース技術を持っていると知りながら、台湾の新唐科技に売却するように動いた政治家たちである。

 BOEはディスプレイ分野で台湾外省人企業のフォックスコンと対立し、また、新しくメモリビジネスを立ち上げようとしているので台湾外省人メモリ企業ウィンボンドや新唐科技の競合でもある。

「高市応援」を装った、台湾外省人企業勢の「競合潰し」が同時に展開されているということで、簡単に言うと「中国人同士の派閥争い」である。

 さすがに高市氏も、利用されていることに気がついたのではないだろうか。今回、個人的に、高市氏が台湾の「親日プロパガンダ」による罠に嵌められないかとヒヤヒヤしてみている。

 特に、宋美齢と蒋介石の後押しで政治家となった蔡英文総統は、「日台で半導体サプライチェーンを強化しましょう」と、日本の半導体技術乗っ取りを上手に隠しながら日本へ提案し、それを保守派も歓迎している。

 よく見れば、車載チップをトヨタ自動車に出し惜しみしているのは、TSMC、焦佑鈞のウィンボンドと新唐科技など、台湾外省人勢なのだ。犯人が「救世主」に成り済まそうとしているわけである。

 彼らは日本に恩を売り、高市氏が総裁となった暁には、これまでトヨタへ止めていた車載チップの出荷を一気に放出して「日台友好」を演出する準備をしている。

 それは、フォックスコンに売却寸前だったシャープが、フォックスコンからの影響でシャープ商品の出荷を止められて売り上げが下がり、フォックスコンへのシャープ売却後に一気に出荷を始めてV字回復したかのような演出を行ったときと同じことを準備しているわけである。

 高市氏の政策は全体的に申し分なく、素晴らしいものが多い。ただし、保守派が台湾と信じる外省人に利用されて、台湾の中国人と半導体サプライチェーンで組めば、日本の技術は根こそぎやられることになるわけである。

 高市氏が経済産業副大臣を務める時代に産業力再生特別措置法(産活法)の改正案が可決され、産活法でエルピーダメモリに対して資金を出す見返りとして、生産を台湾に移管することを要請した。エルピーダメモリ倒産のきっかけとなったのが、高市氏が経産副大臣時代の改正産活法であったことを振り返ると、蔡英文総統の甘言に乗って「日台で半導体サプライチェーン」を構築すれば、日本の技術が台湾に流出し、日本の産業が崩壊する危機に見舞われるだろう。

 個人的に、他の3候補の政策には大した魅力を感じず、政策で比較すれば高市氏がもっとも魅力的な政策を提示しているので頑張ってもらいたい。

 ただし、日本独自の半導体製造を再興させなければ、日本は台湾経由で中国の支配下になることは間違いない。誰が総裁になったとしても、半導体産業の再構築は日本が独自に成し遂げなければならない。

 今、トヨタの国内製造ライン28のうち27ラインがチップ不足で停止中だ。これを放置して台湾に依存すれば、日本の自動車産業540万人の雇用が失われる。

 私たちにとって大事なのは、国民の雇用を守り、生活を豊かにすることだ。
(文=深田萌絵/ITビジネスアナリスト)